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健康・美容法

2017.11.03

乾燥トラブルを防ぐ秋の肌養生

西條弓子(にしじょう ゆみこ)/漢方専門薬局・管理薬剤師

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新潟市中央区 漢方専門 西山薬局 薬剤師ユミコです。

秋も深まり、朝夕は肌寒さを感じる日が多くなりました。
爽やかな風が心地いい季節ですが、この時期は空気の乾燥から皮膚のトラブルに悩まされることも多いもの。保湿クリームなどに頼るだけでなく、身体の内側からしっかりケアしましょう。

秋の皮膚トラブルは乾燥の「燥邪(そうじゃ)」対策を

カサカサ、かゆみ、赤み……。この季節に多く見られる皮膚のトラブルは、秋特有の乾燥の邪気「燥邪(そうじゃ)」が主な原因と中医学(中国伝統医学)では古くから考えます。

燥邪(そうじゃ)には、体内の潤い不足「内燥(ないそう)」と、外気の乾燥「外燥(がいそう)」があり、この二つの影響から、皮膚の栄養状態が悪化してさまざまなトラブルにつながるのです。 

体内の乾燥(内燥)は、”大量の汗による水分の消耗“ ”睡眠不足による体内の栄養不足“といった夏の消耗が大きな原因となります。
また、夏は冷たいものの取り過ぎ脾胃が疲れてしまうことも。
脾胃の機能が低下すると、身体を維持する基本「気・血・水」を十分に作ることができません。
結果、夏の消耗をなかなか回復することができず、皮膚のトラブルも起きやすくなるのです。



こうした夏の消耗のほか、秋は「肺」の潤い不足にも注意が必要です。
・肺は乾燥を嫌う
・潤いを喜ぶ
という性質があり、皮膚の健康とは最も深い関わりがあります。 

肺の養生は、皮膚トラブルはもちろん風邪やインフルエンザなどの予防にもつながります。
乾燥の季節には特に意識して、肺の潤いを保つよう心がけましょう。

皮膚の大敵「燥邪(そうじゃ)」の性質を知る

[1] 燥邪は水分を消耗しやすい 

「燥邪」は身体の水分を消耗しやすく、体内の潤いや栄養不足を招く原因に。体内、とくに呼吸器の潤いが不足すると、咽や鼻の乾燥、空咳などさまざまな症状が現れます。皮膚にも乾燥が起き、カサカサ肌やかゆみ、赤みといったトラブルが現れやすくなります。 

[2]肺と皮膚は深い関係 

「肺」は、乾燥に弱く潤いを好む臓器で、とくに皮膚の健康と深い関わりがあります。そのため、燥邪によって肺が潤い不足になると、そのダメージが皮膚にも影響し、お肌の乾燥症状が起きやすくなるのです。 

潤い体質で、秋の乾燥から肌を守る!

秋の強い乾燥から皮膚を守るためには、保湿クリームなどで表面を整えるだけでなく、体内の潤いを十分に保つことが大切です。
日頃の養生でしっかり潤い体質を作り、皮膚を健やかに整えましょう。

カサカサタイプ
空気の乾燥や体内の水分不足が原因でカサカサ肌に。
夏の日焼けの影響が残っていることもあります。

 

赤みタイプ
乾燥でかゆみが生じると、無意識に掻いてしまうことで皮膚を刺激し、炎症を起こしてしまいます。

 

かゆみタイプ
体内の水分や、栄養を運ぶ血(けつ)が不足すると、皮膚に潤いや栄養を貯えることができずかゆみが現れます。

 

ジュクジュクタイプ
乾燥の主症状ではありませんが、身体に「湿(しつ)(余分な水分や汚れ)」が溜まっていると、表面は乾燥していても炎症などを起こすことがあります。こもった湿を取り除き、症状を和らげましょう。

暮らしの気配りで、肌ストレスを防ぐ

身体の表面を守る皮膚は、生活の中でもさまざまなストレスを受けています。
紫外線や乾燥などの自然の要因はもちろん、洋服やアクセサリー、化粧、石けん、洗剤など、皮膚に触れるものもたくさん。
毎日のことだからこそ、皮膚に負担をかけない細かな気配りを大切にしましょう。 

皮膚を守る暮らしの習慣 

1. 早寝早起きを心がけ、身体のバランスを整えましょう。 

2. 温水、冷水のシャワーを交互に浴びて、皮膚と肺を鍛えましょう。 タオル

3. 洋服や下着は、皮膚にやさしい天然素材のものを。 

4. アクセサリーは自分に合った素材を選び、いつも清潔に。 

5. 化粧品は自分の皮膚に合ったものをしっかり見極めて。 

6. 石けんは保湿性の高いものを選び、皮膚を傷つけないよう柔らかなタオルで洗いましょう。 

今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

新潟市中央区の漢方専門 西山薬局・薬剤師ユミコでした。

 

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